効果が有るのだろうか? 高燃費塗料 イルカペイント No675
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効果が有るのだろうか? 高燃費塗料 イルカペイント No675
AFPの記事から
独航空最大手ルフトハンザ航空は今月初め、所有する
エアバスA340-300のうち2機で「サメ皮」の性質を応用し
た技術の試験に参加すると発表した。
部分に10センチ四方の新素材の小片が施される。使わ
れる最先端の塗布技術は、独ブレーメンのフラウンホー
ファー生産技術・応用マテリアル研究所が開発した。
泳ぎが速いサメの皮をまねようという試みだ。
サメの皮は非常に細かいうろこで覆われている。このう
ろこが表面で生じる水流の乱れを抑え、水との摩擦を
減少するため表面抵抗が低減し速く泳げる仕組みに
なっている。エアバスの航空物理学技術研究を率いる
デニス・ダラック氏によれば、この技術を巡ってはルフト
ハンザ航空での試験を最終段階として産業応用に進む
可能性があるという。
この記事を読んで真っ先に思い出されるのは アニメ
ファンなら当然だろうが 六田登の「F」 そうである懐か
しい「イルカペイント」でる。 主人公の赤木軍馬が乗るマ
シンは幼なじみ大石タモツの開発した「イルカペイント」
が施されていた。そのマシンを駆って1992年のモナコグ
ランプリでポールポジションを取りトップを走行中、クラッ
シュに巻き込まれてマシンもろとも海へ転落するという
ところで 物語は終わるのだ。
このイルカペイント ストーリー上では塗装部分に小さな
圧電素子を多数取り付けて、イルカのように表面のしわ
を動かし空気の流れを調整して空気抵抗を減らすという
構造だったのだが 漫画上でも「可変空力装置」と見なさ
れて失格になっている。
おそらく現代のF-1でも禁止であろう。
あくまでも 空想の産物で こんな事はできないと思って
いたのだが。。。。。。。。
航空機の開発は今や燃費競争である。そのため翼には
ウイングレットと呼ばれる翼端板が付き(翼端効果低減
で2-3%燃費が良くなる)軽量化の為にカーボンファイ
バーでボディを作り より軽いリチウムイオン電池を積む
(これが原因で787は未だに飛べない)
当然 塗装により空気抵抗が減るのであれば飛び付き
そうな話題でもある。
抵抗といえば 水の抵抗もそうだ。
2008年北京オリンピックで話題になったレーザーレー
サーも同様に縫い目が無いのが特徴で抵抗が軽減さ
れ、撥水性にも優れる。水着表面の一部にLZR Panels
(ポリウレタン素材)が接着してあり、締め付け力が非常
に高く、体の筋肉の凹凸を減らす効果を持つことで選手
のタイムを縮めた。実は日本のミズノが開発した「サメ肌」
加工された生地というのも存在したのだが、国際水泳連
盟の規則が改正されたことにより製造が中止されている。
(この当時ミズノとレーザーレーサー開発のSPEED社は
提携関係にあった)
空気抵抗 水の抵抗と違いは有れど その抵抗を減ら
す為に塗装等を開発するのは一つの流れかも知れない。
現代の科学技術の進歩は著しい、そのうち本当のイルカ
ペイントが出現し 世界の航空機の外部塗装を変える日
や世界の水泳選手の着る水着が変わる日が来るかも知
れない 願わくは日本企業がその中核を・・・・ であるが。
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